糖尿病習慣は悪いと自覚しても簡単に変更できません
好きなだけ餌を食べられるけれども、狭いカゴにぎっしり詰め込まれ、不定期に電気ショックを与えられるラットは、余裕のある空間でのびのび動き回れ、電気ショックもないラットと比べると、高血圧や動脈硬化、肥満、高脂血症、糖尿病になる確率が数倍高くなります。
ストレスと運動不足がいかに健康障害を進めるかを示唆する動物実験ですが、人間には意志があります。
その気になれば「飽食と運動不足のカゴ」から脱出できるはずです。
「自分はそんなに食べ過ぎていない。深酒をするのも月に数回だから心配はない。おいしいものを食べるのは人間の権利じゃないか。なぜ改めないといけないのだ」......
誰でもそう思っているはずです。
でも、糖尿病 合併症がとっても怖いのです
しかし「少し多いだけ」でも、長期間繰り返していると、習慣化し、その影響も蓄積します。長時間かけて形成された糖尿病習慣は、悪いと自覚しても、簡単に変更できません。